違いを知り、立ち止まることを知った男は、財布を選び直す

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違いを知り、立ち止まることを知った男は、財布を選び直す

 

若い頃は、財布にそれほど意味を見出していなかった。
カードが入り、紙幣が決まった向きで収まれば、それで十分だと思っていた。

だが、ある年齢を越えた頃から
「何を持つか」よりも
「なぜそれを持ち続けているのか」
を考えるようになった。

財布は不思議な存在だ。

人前で誇示するものではない。
しかし、毎日、何度も触れる。

金銭感覚、時間感覚、仕事への姿勢まで、静かに映し出す。

 

だからこそ、立ち止まることを知った男は、財布を軽く扱ってはいけない
そう考えるようになった。

 

エッティンガーという選択

私が選んだのは、エッティンガーのロングウォレットだった。

英国王室御用達――
この言葉自体に、もはや特別な説明は要らないだろう。

エッティンガーの革は、声高に主張しない。
使い始めた瞬間の艶やかさよりも、時間と共に静かに深まる表情に価値がある。

 

雑誌で何度も目にしていたが、阪急メンズで偶然、手に取った瞬間に決まった。

 

理由は単純だ。
「今の自分に、ちょうどいい」と。

スリムさは、思考の整理でもある。

このロングウォレットは、驚くほど薄い。

札入れ、8枚分のカードポケット。
そして、領収書や必要最低限の紙類を収めるフリーポケット。

それ以上でも、それ以下でもない。

財布の中身が増えすぎると、
思考まで雑になる。
これは年齢を重ねて、ようやく実感したことだ。

内側のビビッドなレッドと、外装のブラック。
このコントラストもまた象徴的だ。

外では抑制的に。
内側では、遊びと余白を許す。

 

「春財布は縁起物」では終わらせない

当時は、春財布という言葉に背中を押された部分もあった。

正直に言えば、それも事実だ。

だが今は、こう言い換えたい。

財布を替えるとは、金運を願う行為ではない。
自分の金の扱い方を、再定義する行為だ。

カードを入れ替え、使わなくなったものを抜き、残ったカードを見て、少しだけ過去を振り返る。

 

懐かしいカードが顔を出すこともある。
それも悪くない。

財布は、人生のテンポを映す道具だ

派手さは要らない。
流行も追わない。

ただ、今の自分の歩幅と合っているか。

エッティンガーのこの財布は、速すぎず、遅すぎず、ちょうどいいテンポで、今日もポケットに収まっている。

 

違いを知り、立ち止まることを知った今なら――
やはり、財布にも、理由があったほうがいい・・・と思う。

 

 

 

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